ピラティスに関するコラムをご紹介します。
加齢と共に堅くなって初期に動かしにくくなる部位は、背骨と言われます。
おばあさんやおじいさんが背中が曲がってしまってそのまま固まった姿勢を見たことありますよね。
一度硬くなってしまった関節は動かさないと固まる一方です。
普段から背骨を意識して自由自在に動かしてあげる習慣をつけましょう。
(マット、ボールクラスにおける動きのメリット)
体を前傾させる、胸をそらす →背骨の前後の動き
体側を伸ばす、縮める →背骨の側屈の動き
体を左右にひねる →背骨の回旋の動き
(ボールクラスにおける動きのメリット)
ボールに座って弾む →背骨間のクッション(椎間板)の柔軟性
レッスンがない時、自分でやっておいた方がいいトレーニングはありますか?という質問を最近よくいただくようになりました。嬉し過ぎます!
いくつかおすすめの動きをご紹介しします!
【肩周辺】
寒い時期はどうしても肩が上がりがち。肩が持ち上がって首をすくめていると肩こりや頭痛が多くなります。
日常生活は腕を前に出して作業することが多いので、肩関節から腕をぐるぐる前回し、後ろ回しをして色々な方向に肩を動かします。同時に背中の筋肉も使えるので、効果的です。
【腹筋】
女性は腹筋が弱いので、どうしても使わなくなるとすぐにお腹に脂肪がつきやすくなる傾向があります。
座位の状態で、骨盤を後傾させて、身体でアルファベットの“C”を作るように背中を丸めておへそをえぐるように。元の状態に戻す時もしっかりお腹をへこませたままにしましょう。
【わき腹】
日常あまり使わない腕の下に隠れている部分。リンパの通り道でいつも活動的にしておくことが大切です。
サイドヴェントでわき腹を伸ばす動きを取り入れます。腕をこれ以上伸びないという状態にして、わき腹をひっぱりあげてください。
【股関節】
ももの付け根部分。身体を支える大切な部分。うまく使って分散しないといずれ膝の痛みにもつながります。
仰向けに寝て、足をテーブルトップに。手を膝の脇におき、手足を上下に広げる。手は円を描くように元の位置に。足はテーブルトップに戻す。ダブルレッグストレッチを行って、腹筋、股関節を使った全身運動を行います。
他にもありますが、このポイントをやっておくと、身体が固まらずにキープ出来ると思います!
マタニティピラティスは、姿勢改善と筋肉強化にフォーカスし、お産に向けて健康な身体作りを目指します。
マタニティピラティスは、メリットがたくさんあります。
呼吸しながらピラティス→ 体内に酸素を多く取り込める。リラックス効果
動きにくくなった身体をほぐす→肩こり、腰痛の軽減
出産後使う頻度の高い筋肉部を鍛えておく→背中、四肢
お腹の重みで、腰が反る姿勢になるので写真のように腰椎部分が丸くなるように軽くCカーブを作って負担を軽減します。
妊娠中はレラキシンというホルモンが分泌され、関節や筋肉がゆるむので、無理なストレッチなどは行いません。
私のクラスでは、10名ほどマタニティピラティスを受けて出産した方がいらっしゃいます。元気な身体で出産できるようお手伝いいたします。